空家と忍び込み![]() 近頃、我が家の周辺で空家が目立つようになってきました。 町内会37軒のうち7軒は空家となっています。 空家でなくとも老夫婦のみの世帯 あるいは独居世帯も少なくありません。 40年以上前の分譲で家を買った人たちは 子どもが成人し家を出て 夫婦二人で生活をしています。 やがて、そのうちのどちらかが亡くなり 独居生活となり、そして死んでゆく。 こんな構図は当り前と云えば当り前なのですが さて、建物はどうでしょう。 人は死ぬが建物は残ります。 遺された家を相続した子どもは 親の想い出がいっぱい詰まった家を 処分するのは忍びなく、住む予定もないのに 売却したり、賃貸にしたりできずにいるのです。 固定資産税だけ払って。 こんな空家に囲まれた家はドロボーにとって またとないおいしい環境に違いありません。 一般に侵入犯は「音」「光」「人の目」を 気にするといわれていますが、空家の多い地域は 泥棒も大胆に仕事をしています。 特に年寄りは早めに雨戸を閉めたりするので 外の様子を見ることができないし 音にも鈍感になっています。 我が家の防犯カメラをチェックしてみると 両隣の家も含め、侵入犯達はなんと午後10時位なのに 平気で敷地内に入り、ライトで鍵の様子を チェックしているのです。 両隣の奥さん達に防犯カメラの映像を見せたら驚いていました。 さんざん忍び込みに悩まされた私が得た知識を書いてみました。 1.空巣は留守の家に入るからまだいいが 家人がいる時に忍び込む「忍び込み」は 一番危ない 特に大陸系(中国系)の泥棒は 逮捕されると中国に引き渡された後 死刑にされてしまう為、必死です。 家人に気付かれてしまうと足が付くので 見つけた人は必ず殺してしまうとか。 もし、あなたが眠っているときに侵入犯に気付いても 気が付かないふりをしているに限ります。 ちなみに最近の忍び込みは薬物を使って 家人を眠らせて仕事をするそうですよ。 2.侵入口はドアと窓が一番多い 昔からあるドアの縦型の鍵は防犯効果ゼロです。 ミワロックの人から聞いたのですが あれは鍵のうちに入らないと言っていました。 窓で一番危ないのはルーパー窓です。 7~8cmのガラスが何枚も入っていて スライドさせて外気を取り込む窓です。 昔は窓全体を開けなくても空気が取り入れられるし オシャレな感じがするので採用している家も多いようです。 最近の新築ではあまり使わないですが お風呂場などに取り付けているのを見かけることがあります。 窓の幅が15cmあれば頭が入るので 侵入は容易です。 ルーパー窓はガラスが外側から簡単に外せるので 外して侵入し、用事が終わって出た時に また、ガラスをはめ込んでおくので家の人にはわかりません。 3.サッシ窓に付いているクレセント錠は鍵にあらず サッシについているクレセント錠の役割は 気密性を上げること。 外気を取り入れにくくするためのもので 鍵ではないので、外から簡単に開けることが出来ます。 本当に開くかどうか試してみたら 私でも簡単に開いてしまったので驚きました。 4.空巣や忍び込みに気付いたら110番をする 後日、警察署にいったりしても 時すでに遅しで、警察は事件として 取り上げてくれません。 したがって捜査もしません。 うちの近所に空巣が入った時 出かける前に空巣用に封筒に入った現金を 置いて出かけ、帰宅するとなくなっていたので その家の人が警察に行ったけれど、 「気のせいでしょう」と 取り上げてもらえなかったそうです。 事件が頻発している昨今、軽微な犯罪に 割く時間はないようです。 侵入に気付いたらその場で110番をすれば 解決できないまでも警察は事件としてカウントをしてくれます。 周辺のパトロールなどをしてくれるようになるので 被害に気付いたら迷わずに110番をしましょう。 昔の日本は鍵をかけない家も多かったですね。 それも今は昔。 自分の命と財産は自分で守ろう! |
